光によって変わる、素材の表情
皆さんこんにちは。
埼玉県を拠点に、
静けさと余白を大切にした住まいづくりをしている
設計事務所ノールアーキテクツです。
朝のやわらかな光。
昼の明るい陽射し。
夕方の少し赤みを帯びた光。
そして、夜の照明。
同じ空間、同じ素材でもそこに落ちる光によって
見える表情は少しずつ変わっていきます。
住まいを考えるとき、色やデザインだけではなく
私たちが大切にしたいのが「素材と光」の関係です。
今回は、住まいに使われるさまざまな素材と、
そこに光が生み出す表情についてお話しします。
ー タイル│凹凸がつくる、光と影 ー

一枚一枚にわずかな凹凸や色むらがあるタイル。
光が当たると表面に細かな陰影が生まれ、
見る角度や時間によって印象が変わります。
特に表面に少し揺らぎのあるタイルや
釉薬(ゆうやく)の表情を楽しめるタイルは
均一ではないからこその美しさがあります。


キッチンや洗面、壁の一部など
限られた場所に取り入れるだけでも
空間に奥行きと素材感を与えてくれます。

ー 漆喰│光をやわらかく受け止める ー

漆喰の壁には、塗り壁ならではのわずかな凹凸があります。
真っ白で均一な壁とは違い、光を受けることで
職人さんの手仕事による自然な表情が浮かび上がります。
窓から差し込む光が壁をなぞる朝。

夜、照明に照らされた壁。

時間と光の方向が変わるたび
壁の表情も静かに変化します。
空間全体の空気をやわらかく整えてくれる。
そんな静かな美しさも漆喰の魅力です。

ー 木│時間とともに深まるあたたかさ ー

床や、天井、造作家具など、
住まいのさまざまな場所に使われる木。
自然光を受けた木には、人工的な素材にはない
あたたかな表情があります。
木目の濃淡や節、色の違い...

光が差し込むことでそれぞれの個性が美しく浮かび上がります。
そして木は、年月を重ねるごとに少しずつ色合いが
変化していく素材でもあります。
そこで過ごす時間とともに
少しずつ暮らしに馴染んでいく。
その変化もまた、自然素材を取り入れる楽しみのひとつです。

ー 素材は光とともに選ぶ ー

ショールームで見た素材を実際の住まいに取り入れてみると
少し違って見える...
それは、素材の色や質感は光の種類や方向、時間帯によって見え方が変わるからです。
だからこそ、素材を選ぶときには、素材そのものだけではなく
「この場所にどんな光が入るのか」
まで一緒に考えてみる。
朝の光。
夕方の光。
夜の灯り。
一日の中で変化する光とともに素材を考えることで
住まいにはさまざまな表情が生まれます。
いつ見ても同じではなくて
時間によって少し景色が変わる。
ノールアーキテクツはそんな光と素材がつくる
豊かな住まいを大切にしています。
NØR ARCHITECTS
ノールアーキテクツ
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